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京都のフォトウェディング

流行の兆しを見せる「フォトウェディング」

ここ10年ぐらいの間で、ウェディング業界の新しいビジネスとして、フォトウェディングが挙げられる。 とは言っても、結婚準備中のカップルじゃないと、その名前すら知られていない状況だが、以前に比べるとフォトウェディングという言葉自体がだいぶ認知されるようになった。
フォトウェディングという新しいサービスが出はじめた当初、今ほど晩婚やナシ婚が進んでいなかったため、業界の間でも隙間産業的なイメージで、フォトウェディングがこれだけのニーズが出るなど思いもよらなかった。少子化という日本が抱える大きな問題を背景に、ウェディング業界にとっても少子化は業界を左右するほどの大きな問題であり、どう対策するか、各企業が取り組んできたことだが、これほど結婚式をしないカップルが増えるとは予想していなかったため、結婚式をしない、したくないカップルにどうアプローチするか、それを見事についたサービスの一つがフォトウェディングである。

フォトウェディングとはその名の通り、写真の結婚式である。

つまり、結婚式ではないが、その記念にせめて写真だけでも残すというサービスである。そんなことはずっと以前から商業写真業界が行っており、内容はそこまで変わりはない。強いて挙げるなら、以前からあるスタジオの場合、あくまでスタジオ撮影の範疇だが、フォトウェディングの場合、スタジオよりチャペルを利用する場合が多い。どうせウェディングドレスを着るならチャペルで撮りたいというニーズはごく自然なことで、それが2人だけでなく、両親や家族など近しい親族だけでも集まれば、2人にとっても、家族にとっても、一生の記念になるイベントになる。
また結婚式の数が減少している理由の一つとして、料金が高額という点である。冠婚葬祭は昔から不透明な業界と言われるが、料金が高いのに、不透明、不明瞭というのは、もはや通用しない時代かもしれない。それに引き換え、フォトウェディングは基本的に初期費用が安く、比較的明朗な価格設定なので、若いカップルや再婚のカップル、晩婚カップルにとっては、ハードルが一気に下がる。

自分でカスタマイズするフォトウェディング

地元で手短に撮るも良し、1泊2日の予定で旅行を兼ねて行くも良し、いろんな選択肢があるので、色々探してみると2人の好みに合うプランや内容があるかもしれない。2人や家族だけなど少人数でするにしても、せっかくウェディングドレスを着て、チャペルで写真を撮るのだから、やっぱりチャペル以外のロケーションでも写真を撮りたいという人が増えている。
国内なら夏なら北海道。富良野のラベンダー畑での撮影は海外からも注目されている。他には夏の軽井沢も人気で、白樺とドレスの組み合わせは他には無い美しさがある。さらに夏なら沖縄も1、2を争う人気で、夕陽をバックに撮るビーチでの撮影は他では撮れない写真が撮れる。沖縄なら新婚旅行も兼ねることが出来るので、忘れられないフォトウェディングになるだろう。
また海外ならハワイ、グアムが人気で、もちろん目的はビーチでの撮影である。家族も一緒に行くと、2人だけではなく家族にとっても良い思い出になり、みんなが楽しめるので、もし可能ならハワイ、グアムもおすすめである。滞在期間も長いので、雨ならロケーション撮影を延期出来るメリットもある。大手のウェディング企業や旅行会社が展開しているプランが圧倒的に多いが、最近では個人で企画しているプランも人気である。
ウェディング会社のプランはカスタマイズするのが難しく、チャペルでの撮影やビーチの撮影の場所が限られるが、個人や中小企業だと自分たちの希望に対応してくれることも多い。例えば午前中はチャペルで結婚式風に撮影をし、午後からは街中に移動し、街の雰囲気を入れながら、少しくだけた感じで撮り、最後は夕暮れにかけて、サンセットビーチで撮影など。ただ個人や中小企業の場合は日本に店舗、窓口が無いため、衣装合わせは現地に行ってからしか出来ないが、大手ウェディング会社なら日本の主要都市に店舗があるので、事前にゆっくり試着できるメリットがある。ドレスにそこまでこだわりが無いのなら、インターネットでオーダーメイドで作ってしまうのも良い。
オーダーメイドというと普通にレンタルするより費用がかかりそうなイメージがあるが、実は借りるのも、作るのもそんなに変わらない。韓国や中国のサイトを探せば、日本でレンタルするより半分以下の料金でオーダーできるところもある。中国のドレスは品質に差があるので、良いショップを探すのが難しいかもしれないが、韓国はウェディング大国のため、コストパフォーマンスが高いショップが多い。採寸してのフルオーダーは無理だが、自分である程度、採寸してサイズを伝えれば、セミオーダーレベルでウェディングドレスが作れる。ウェディングドレスを借りる場合と作る場合で一番大きい差が、フォトウェディングの内容である。レンタルだと海に入って撮影したり出来ないが、自分のドレスなら気兼ねなく海に入って写真を撮ったり出来るので、より多くのシチュエーションで撮影可能だ。
ウェディングドレスを作っておくと、もし海外でのフォトウェディング後、やっぱり日本でも1.5次会や2次会のようなカジュアルなパーティーをすることになった時、そのドレスを着ればいいので、費用も安く済む。披露宴をしないナシ婚派の人にぴったりなのがフォトウェディングなのかもしれない。

ヴィンテージドレスでフォトウェディング(前撮り)

様々なスタイルのフォトウェディングが流行し始めているが、ヴィンテージドレスで前撮りするスタイルも、人気の兆しを見せている。通常のウェディングドレスと違い、レトルでクラシックな雰囲気のドレスと、ヴィンテージドレスに合うヨーロッパ調のスタジオで撮影した写真は、独特で大人っぽい。選ぶヴィンテージドレスによっては、可愛くキレイにも撮ってもらえるので、他の人たちと違う前撮りがしたい、という方は一度探してみてはどうだろう。